プラネタリウム
ここでは、プラネタリウムソフトを掲載しています。プラネタリウムソフトとは、指定の場所/時刻での夜空を表示するソフトで、
ここで取り上げているソフトウェアは多機能なものが多く、全機能を把握出来ていないものもあります。足りない部分は加筆していく予定です。
プラネタリウム ( 無料 ) : 指定の場所/時刻での星空を表示するソフト
スタンダードなプラネタリウムソフト。天体の検索をしたときに画面外にある場合は矢印を表示してくれるため、星を探しているときの手助けになります。今日の天体の出没も一覧することができますし、タッチした天体の情報を写真付きで即座に表示することもできます。
iPadバージョンのStarmap HDには、宇宙旅行機能が搭載されています。内容的には、同社作成の
SpaceMap とほぼ同等です。
Starmap
- 表示 : 日本語△ Retina Night Vision
- 主要機能 : プラネタリウム、太陽系内宇宙旅行、天体検索
- 太陽系天体 : 太陽 月 惑星
- 星雲星団 : メシエ
- 拡張現実 : GPS 電子コンパス 加速度センサー
App Store[ 500円 ( 450円〜500円 ) / iPhone / 日本語 ]
天文ソフトを選ぶときのポイント [ 日本語 ]
天文ソフトは海外で作られているものが多いため、日本語化されてないものが目立ちます。シンプルなソフトなら操作には困らないことが多いですが、日本語化されているに越したことはありませんし、星の情報などのテキスト情報は英語だと辛いという方も多いかと思います。
また、日本語化されているソフトでも、ボタンなどのユーザインタフェースのみ日本語化で、星や星座の名前までは数が多いために日本語化できていないものが少なくありませんので注意が必要です。
惑星 ( Planets )
プラネタリウムソフトに天体の出没時刻とマップ機能を合わせたアプリです。プラネタリウムには、可視光以外での表示というマニアックな機能があったり、全天表示機能があったりします。各惑星の出没時刻、各惑星の立体表示など、実用性とエンターテイメント性の両方を持ち合わせたソフトになっています。
ただし、表示されるものはあまり多くありません。
- 表示 : 日本語△ iPhone 5の縦長画面非対応
- 主要機能 : プラネタリウム、出没時刻
- 太陽系天体 : 太陽 月 惑星
- 拡張現実 : GPS 電子コンパス 加速度センサー
天文ソフトを選ぶときのポイント [ GPS ]
iPhoneにはGPS機能が搭載されています。星が見える位置を計算するには、観測地の緯度/経度の情報が必要になりますので、多くの天文ソフトではiPhoneのGPSから現在の緯度/経度を取得しています。ただし、観測地が現在の場所と異なる場合、複数の観測地をよく使う場合、GPSの無い機種、GPSの電波を使えない場合もあるため、手動入力機能や複数の場所の登録が出来るソフトもあります。手動入力には、「緯度/経度を入力する」「地図でポイントする」「都市名で検索する」などがあります。用途と照らし合わせて、適したソフトを選択しましょう。
プラネタリウム ( 500円未満 ) : 指定の場所/時刻での星空を表示するソフト
スタンダードなプラネタリウムソフト。気軽に夜空を眺めるのに1本を選ぶとしたら、このソフトでいいかなと思えるソフトです。グラフィックもとても綺麗なのにキビキビと動き、操作がシンプルで扱いやすいです。天文初心者の方によいかなと思います。
天体を選択して情報表示画面で天体の情報・ギャラリー・3Dモデルなどが表示されるため、教材としても使えるかもしれません。起動時に表示されるスカイライブという機能で、今日の太陽系天体の情報が表示されるのもいいですね。通過時刻の計算はできませんが、人工衛星も表示します。流星群が活動しているときには流れ星が流れるという細かい演出もあります。
一方、マニアックな目線で見ると、星雲や星団の映像が非常に充実していたり、小惑星や人工衛星の3Dモデルが充実しているにもかかわらず、月面の模様が実際と異なる点や、木星の衛星表示が無いのはなぜだろうと気になってしまいます。
- 表示 : 日本語、Retina、Night Vision
- 主要機能 : プラネタリウム
- 太陽系天体 : 太陽、月、惑星、準惑星、小惑星、流星群、人工衛星
- 星雲星団 : メシエ
- 拡張現実 : GPS、電子コンパス、加速度センサー
多機能ではありませんが、起動するとリアルな美しい星空が表示されます。通常のプラネタリウムアプリと異なり、実際に撮影された星空を繋ぎ合わせて星空を表示しているとのこと。天の川なども非常にリアルで美しく、拡大すると、星雲や星団の形も分かります。写真ベースなのに星のまたたきまで再現しています。
星空を再現することを重視しているためか、強拡大することはできず、例えば、月の表面の詳細や木星の衛星を見たりといったことはできません。
人工衛星、彗星の動きを見る機能も備わっており、時刻の早回しをして動きを見るのも楽しいです。人工衛星の通過予報には、アドインの購入が必要になります。
さらに、可視光線だけでなくマイクロ波での星空も収録されており、画面の長押しでルーペ状のモノが表示されますので、それを2本指で表示範囲を調整します。
- 表示 : 日本語 Retina Night Vision
- 太陽系天体 : 太陽 月 惑星 彗星 人工衛星
- 星雲星団 : メシエ イメージあり
- 拡張現実 : GPS 電子コンパス 加速度センサー
- その他 : マイクロ波での表示
App Store[ 200円 ( 170円〜200円 ) / Universal / 日本語 ]
Milky Way
→ 案内機能が便利なスタンダードなプラネタリウム
比較的シンプルなプラネタリウムソフト。検索ボタンを押して見たい星を選ぶと案内してくれるので星を探すのに便利です。日本語化もされていますし、シンプルなので初心者にも使いやすい。
- 表示 : 日本語、Retina
- 主要機能 : プラネタリウム
- 太陽系天体 : 太陽、月、惑星
- 拡張現実 : GPS、電子コンパス、加速度センサー
App Store[ 100円 ( 85円〜100円 ) / Universal / 日本語 ]
天文ソフトを選ぶときのポイント [ 南半球対応 ]
南半球にいくと空は日本とは上下が逆に見えます。日本国内で使用するのがほとんどだと思うので通常は問題になりませんが、ソフトによっては南半球だと間違った計算結果を表示してしまうものもあり、海外に行ったときに困ってしまうこともあります。観測地の緯度をマイナスの値に設定して試してみるのもマニアックなチェックかもしれません。
比較的シンプルなプラネタリウムソフトですが、人工衛星の表示もできます。3Dモデルモードが特徴で、地球の外側から人工衛星が飛んでいる様子を見たり、惑星へ旅行することも可能です。日本語化されているところもポイント。
App Store [ 200円 ( 170円〜200円 ) / iPhone / 日本語 ]
- 表示 : 日本語 Retina Night Vision
- 主要機能 : プラネタリウム
- 太陽系天体 : 太陽 月 惑星 小惑星 人工衛星
- 星雲星団 : メシエ NGC
- 拡張現実 : GPS 電子コンパス 加速度センサー
プラネタリウム ( 1000円未満 ) : 指定の場所/時刻での星空を表示するソフト
時刻と場所を指定して空の様子を表示するのが、いわゆるプラネタリウムソフト。もう少し星に詳しくなりたい方などに、ちょっと機能が充実したソフトで1000円未満のものがこちら。
AstroArtsが開発したプラネタリウムソフト。星がまたたくなどの演出が凝っています。日食の様子を再現する機能も備わっています。画面を長押しすると押した付近の天体がリストアップされて、詳しい情報を見たり画面中央にロックしたりすることができます。
- [ GPS / 加速度センサー / 電子コンパス / Night Vision ] [ 恒星 7等 16000個 ]
- 日食・月食 : プラネタリム内でのシミュレーション
- 天体データ更新 : あり
天文ソフトを選ぶときのポイント [ 加速度センサー / 電子コンパス ]
iPhoneには、加速度センサーと電子コンパスが搭載されており、iPhoneがどの方向に向いているかを3次元的に把握することができるようになっています。そのためプラネタリウムソフトの多くはこの情報を利用して、iPhoneが向いている方向の空を自動的に表示する機能を持っています。これは、観測時には便利なのですが、事前に空の様子を調べたりするときには不要な機能なので、オンオフが簡単にできるようになっていることが好ましいです。